「第31回 病診連携Wの会」報告

(2008.2.12更新)

医療環境は激変し、全国的に深刻な医療崩壊は進行しています。
その中で、平成20年2月5日「第31回Wの会」は盛会裏に開催されました。かってのWの会の中核である済生会神奈川県病院は縮小されましたが、平成19年3月、高度医療と優秀な専門医の活躍の場として、鶴見区に済生会横浜市東部病院が開設されました。横浜市東部地区の中核としての発展を私達は心から期待しております。しかし、医療法からの制約、医師数、ベッド数の制約の中で、かっての如く顔の見える連携として、患者紹介などは電話一本では簡単にできなくなったことは、会員も理解しています。これからは、顔の見える間柄の上でさらにお互いの立場を尊重して効率的にそれぞれの病院にふさわしい組織連携が育つのではないかと考えています。それには、次々に変わる医療法の真意を見つめ、もう少し時間をかけながら、忍耐と企業努力で新しい連携ができればと願っています。
今回は、新たな済生会東部病院で、中心的に活躍している多くの先生方がご出席のうえ、それぞれの活躍内容をご披露していただきこれからの地域連携の在り方を示唆されました。貴重な医療資源を有効に活用し、連携の発展を期したいと思います。また、今回も、横浜船員病院から藤野院長はじめ、菊名記念病院、その他周辺病院の先生方も地域医療という立場からご出席いただきました。日頃、私どもの診療所をバックアップしていただいている先生方には厚く感謝申し上げます。
これからも、身近な入院、紹介と、連携ができるように、情報交換を密にして、よりよい地域医療の発展のために「今みんなで何ができるか」を力を尽くし模索していただけたらありがたいと思います。
世話人一同


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