病診連携Wの会は、今回で21年を迎えた。
済生会神奈川県病院との病診連携療を目指して発足したが、平成19年に県病院の機能移転が行われて以来その役割は大きく後退したが、一部の勤務医の先生方とは、従来通り「顔の見える連携」を継続した。しかし、対応できない疾患は、各自、他の医療機関との連携構築にも努力して、今日にいたった。
今回、「神奈川県病院の現状と今後の展望」として、県病院の旧館の取り壊しと、待望の改築がきまり、将来の展望が具体的に報告された。診療科目についても、東部病院との、さらなる連携も示された。とくに、多くの若い勤務医、パラメヂィカルの方々が、今回の総会にも集まり、今後の済生会神奈川県病院の発展に大きな力になるであろう。
開業医側からは、「病診連携の現状」として、地域の連携病院への患者紹介数の現状とその意味について詳細に解析された。
近隣各区にも、それぞれ中核病院があり、その特性にあわせて患者紹介がすすんでいる事が疾病別に示された。県病院については、継続して診療していた科目には、多くの患者が紹介され,医師同士の果たす「顔の見える連携」の役割の大きさが注目された。
世話人一同
「第36回 病診連携Wの会」報告
(2013.7.7更新)